「悪魔の復職阻害プログラム!」
今頃になって、このような重大問題が表面化してきたことに、驚きを禁じえない。
ずっと、昔からあったのに。とはいえ、まあ、一部の弁護士でも悪名高い就業
支援委員会の闇の部分に一石を投じてくれたことは、有意義なことである。現在、係争中の労働裁判の判決にも影響を与えるだろうし、労働者にとっては、朗報といえる。何しろ、問題は、復職できる労働者をクビに追い込もうという死活問題に関わる、重大
なものだからね。
会社は、休職者、ことメンタルヘルス罹患社員に対しては、不当に牙を向
けてくる。
会社と産業医が結託して、復職しようという社員に対し、休職満了日まで
「就労不可」の「診断」を連発し、退職へと追い込むのがやつらの常套手段。
ブラック企業の実態!クソヤブ産業医の錬金術!これって、りっぱな犯罪
だもんな。
ぼくなら、会社関係者もヤブ産業医も、豚箱にぶち込んでやる!!!!!
莫大な慰謝料を支払わせてやる!!!!!!
長い会社人生、だれだって、身も心も休めなくてはならないときがある。
自分は大丈夫と思っていても、愛する者の喪失がきっかけでうつ病を発症
するかもしれないではないか。明日はわが身ということで、考えていただきたい。
以下は、弁護士ドットコムの記事。
『企業と組んで、不当な解雇に手を貸す「ブラック産業医」が問題になっ
ているとして、労働問題に取り組む弁護士らが4月13日、厚生労働省に申し
入れを行った。
50人以上の労働者がいる事業場は、産業医を選任しなくてはならない。産業
医の仕事の1つに、職場復帰の支援があるが、従業員の復職を認めず、休職期
間満了で退職に追い込む「クビ切りビジネス」に手を染める者もいるという。
●短時間の面接、主治医の意見聞かずに診断
神奈川県の団体職員だった女性Aさん(43)は、団体内のパワハラやいじめに
悩まされ、うつ病を発症。2014年5月に休職した。体調が回復したので、主治
医の診断書を添えて復職を申し出たが、団体は復職を認めなかった。産業医が
Aさんの復職を否とする意見書を出したからだ。Aさんは2015年6月、休職期間
満了で退職扱いされた。
この産業医はAさんと30分の面談を1回しただけ。主治医への問い合わせは一度
もなく、心理検査もしないで、「統合失調症」「混合性人格障害」など、Aさん
がこれまで一度も受けたことのない病名をつけたという。
この産業医から同じような形で、復帰を阻まれ、退職を余儀なくされた人たちは
Aさんも含め、少なくとも3人。うち1人は別の企業の社員だった。3人はいずれも
現在、裁判で退職無効を訴えている。
●「お金を出してくれる企業に迎合せず診断できるのか?」
「この産業医は精神科の臨床経験がない、内科の専門医です。にもかかわらず、
主治医の話も聞かず、不合理な診断を下していました」。そう話すのは、Aさん
の代理人で今回の申し入れを行った、北神英典弁護士。北神弁護士によると、医
師であれば専門にかかわらず、50時間程度の講習を受けるだけで、産業医の認定
を受けられるという。
「産業医は10社、20社と掛け持ちすれば、高額な報酬を受けることができます。
お金を出してくれる企業に迎合せず、診断を出すことができるのでしょうか。現
状は、本人の良心に委ねられているだけで、産業医の中立性、専門性を担保する
制度が存在しません」(北神弁護士)
そこで北神弁護士らが求めたのは、次の3点。
(1)復職の可否について、産業医と主治医の判断が異なる場合、産業医が主治医
に十分な意見聴取を行うことを法令で義務化すること、(2)法令による産業医に
対する懲戒制度の創設、(3)メンタルが原因による休職の場合、精神科専門医で
ない産業医が復職の可否を判断できないようにすること。
「従業員が裁判を起こして引っ繰り返すことはできるかもしれないが、時間もお金
もかかる。本人のメンタルも参ってしまう。きっちりとした制度を作ってほしい」
(北神弁護士)』
弁護士ドットコムニュース編集部記事より転載