【TVCM】D-room「朝」篇

 

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ダイワハウス D-room

 

「リッチでもないのにリッチな世界など分かりません。ハッピーでもないのに

ハッピーな世界など描けません。夢がないのに夢を売ることなどは、とても・・・

嘘をついてもバレるものです」という有名な遺書を残して37歳という若さで、

この世を去ったのは「CM界の黒澤明と呼ばれた杉山登志だ。

ぼくが業界に首を突っ込んだときには「伝説」になっていた。

杉山がTVCMで手掛けた作品を観て、特に資生堂のCMは芸術的だったし、何か、こっちまで胸がドキドキするような物語があった。「図書館の端っこの席で美少年が、離れた席のひとりのおとなの女性だけを見つめている。女性はそのことに気づきながら、少年の心を弄ぶようにおとなの女っぽさを振りまいている」。このCMが彼の遺作じゃなかったかなあ。たった15秒、30秒の中にドラマがある。

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TVを観るとき、業界にいた頃の癖が抜けきれず、番組よりも合間のCMを真剣に観てしまう。近年、ぼくが好印象を受けているのはダイワハウスかな。D-room「サボテンを育てる男」シリーズは、ほほえましい。上野樹里中村倫也の好演によるものだが、「好きな人と、こういう部屋に住みたい」「こういう朝をふたりで迎えたい」と本気で思わせる。今のところ、ぼくの中ではNo.1のCMだ。

所詮、CM自体が虚構の世界だ。CMどころか、あたりを見渡せば、人生は虚構に満ち溢れている。だから、杉山登志さん、あなたは死ぬ必要がなかった。

ピュア過ぎたんだろうね。でも、死んだら負けだよ。

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                  命のゼンマイ

 

 

ぼくの背中に

命のゼンマイを

捲いたのは

だれですか

 

かみさまですか

ほとけさまですか

 

ひとによって

長かったり

短すぎたりするのは

なぜですか

 

ぼくの

ゼンマイは

きっちりと

最後まで

捲き込んで

くれましたか

 

 

ぼくらは、生まれた瞬間から「死」を宿命づけられている。

ぼくは、そのあたりまえのことに20歳の時、気づき、不安神経症を発症した。

作家、宮本輝は「星々の悲しみ」で『人間は死ぬことを思い知るために、生まれてきたのだ。』と書いている。

古くから、世界中の多くの作家が、医学や宗教とは違う立場で、違う視点で「死」と対峙し、乗り越えようと画策するが、皆、答えを見いだせないまま淘汰されていった。

しかし、彼らに共通するのは「死には意味がある」と確信しているところである。

それが、希望的観測かどうか、いつか、ぼくらはその答えを知るだろう。

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                                  春の星

 

とうさん

もう

春ですよ

 

だけど

逝くのですか

 

十六になったばかりの

妹のかほりは

ぼくの腕の中で

こわれてしまいそうです

 

とうさん

今 何を想っていますか

かあさんのこと?

仕事のこと?

それとも・・・・・・

 

とうさん

ほんとうに

逝ってしまうのですか

いい想い出ばかり

ぼくたち家族に残して

 

そんなの

ずるいですよ

 

とうさん

それから

それから

 

 

暦の上では、りっぱな春。

だけど、底冷えの日々。

体調は一進一退というところか。

4月頃の復職を目指しているところだが・・・。

すんなりと復職できればいいが、会社とひと悶着あるかも。

無論、ぼくは、法廷闘争も辞さない。

ぼくのように、心にも体にも疾患を抱えるものが、会社組織で

生きていくためには、理論武装と豊富な人脈が必要だ。

 

 

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 フランス・アングレームで現地時間先月25日~28日に開催された

「漫画におけるカンヌ」とも言われる

『第45回アングレーム国際漫画フェスティバル』

(Festival International de la Bande Dessinee)で、日本の漫画家

楳図かずおの『わたしは真悟』(『Je suis Shingo』)が、

「遺産賞」(PRIX DUPATRIMOINE)を受賞した。

ぼくは、大拍手を送りたい。

ぼくは、少年期からの楳図かずおファン。しかも『わたしは真悟』は

青春のバイブル。

わたしは真悟』は1982年から86 年まで、『週刊ビッグコミックスピリッツ

小学館)に連載され、人気を博した。悟(さとる)と真鈴(まりん)という

少年・少女から、パソコンを通じて言葉を教え込まれた産業ロボットが意識を

もちはじめ暴走、世界をつなぐネットワークを通じ、その力を爆発させてゆく…。

2020 年代へと向かう今の世界を予見し、さらにその先の未来を透視する

記念碑的作品である。

この賞は、アングレーム国際漫画フェスティバルで、遺産として永久に

残すべき作品と認められた漫画に与えられるもの。(オリコンニュース一部抜粋)。
1995年『14歳』完成後、腱鞘炎を主な理由として休筆中だったので、

楳図かずおにとっても青天の霹靂だったろうし、長年のファンとしても

彼の過去の作品群を読み返して、ひとり涙したいセンチメンタルな気分だ。
 


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新年、新年といいながら、もう、一ヶ月が経つ。

テレビ各局の冬ドラも、2話、3話放映されていて、視聴率の上では

はやくも、明暗が分かれつつある。ぼくとて、すべてのドラマをチェックしている

わけではない。「アンナチュラル」「BG~身辺警護人~」「FINAL CUT」

「隣の家族は青く見える」「anone」は録画かhuluで観ている。

そして吉岡里帆初主演の「きみが心に棲みついた」。

「きみが心に棲みついた」は天堂きりんの原作で、ぼくは、原作を知らない。

吉岡里帆の体当たりの演技は好感が持てる。

ただ「共依存」についての理解が必要だ。

共依存」とは「共存症」とも呼ばれることがある。

たとえば、DVの夫から、いつでも逃げられるのに、決して離れられない妻の心の状態。病的ではあっても、医学的な疾患ではない。

そういうOLを演じている。

で、吉岡里帆という女優さんを、ぼくが、はじめて観たのは、ちょうど一年前の

同枠ドラマ「カルテット」だった。

助演というほどでもないが、チョイ役というわけでもない。

元地下アイドルで、笑顔で接してくるのに『目がまったく笑っていない』小悪女という、難しい役どころを演じていて印象に残っている。その後、彼女は大ブレイクしている。

いい女優さんになると思う。視聴率がすべてではない。ぼくは、応援したい。

彼女が、ガチの欅坂46のファンであることも、ぼくにはうれしい情報だ。

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                                            ちいさな革命

 

傷ついた

手紙に書いて

家を出た

 

海へとつづく

ローカル列車に

とびのれば

ありったけの涙が

頬をつたう

 

十六歳の夏

ぼくが起こした

一度きりの

ちいさな革命

 

 

「今いちばん気になるアーティストはだれか?」と問われれば、

ぼくは、うっかり「欅坂46」と、本音を漏らしてしまうかもしれない。

反抗心剥き出しの、ギラギラとしたところが、演出にせよ、とても、目を引く。

プロデューサーの秋元康のAKBグループと坂道シリーズの差別化が、大当たりしているのだと思う。

欅坂46結成当時からのセンター・平手友梨奈は、どうやら作品世界に身を投じてしまうタイプで、特に「不協和音」という楽曲については「命を削り取られる」と答えているくらいで、あの激しいダンスは鬼気迫るものがある。

だから、アイドルというより、アーティスト的側面が、印象としては強い。

さて、彼女たちの反抗心に比べれば、ぼくの詩は「かわゆい」くらいの反抗心だ。

世界で最も美しい顔トップ100」の2017年版が映画評論サイトの

TC Candlerから発表された。2016年版では日本から石原さとみ

桐谷美玲島崎遥香の3人が選出されたが、2017年版では丹羽仁希

小松菜奈石原さとみ・湊崎紗夏(サナ)の4人が選出されており、

ニューフェイスの躍進が目立つ結果となっている。

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http://tigerace1943.hatenadiary.jp/entry/2016/04/26/132950

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まあ、そんなに的外れな結果ではないようだ。

でも、「美しい」という感覚は、個人によって、まちまちなので、これが正解というものは存在しない。

ぼくも、昨年に続いて、至極個人的に「美しい顔」を選んでみた。

同じく、正解というものはない。

半分くらいは、変わったかなって感じ。

もちろん、「造形的な美」についての個人的評価であるので、その人物が、とんでもない性悪女であろうが、根性が腐っていたとしても、それはそれで、仕方のないことである。人間性については、知る由もない。あくまで、イメージの問題だ。

ランキングはつけず、思いつくまま、選出していく。

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                          新垣結衣

f:id:tigerace1943:20180109093827j:plain      綾瀬はるか

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                       平手友梨奈(欅坂46)

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                             原田知世

f:id:tigerace1943:20180109094708j:plain           本田真凜       

f:id:tigerace1943:20180109094903j:plain       広末涼子

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                         山本彩(NMB48)

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                            松たか子

f:id:tigerace1943:20180109100854j:plain        広瀬すず

f:id:tigerace1943:20180109101222j:plain 深田恭子