吉岡里帆。
ぼくが、この女優さんを知ったのは「カルテット」というテレビドラマで準主役の悪女を演じていたときだ。顔は笑っているのに、目は笑っていない女性を演じた。
脚本の坂元裕二は、ドラマで吉岡里帆の演じた「アリス」を重要なキャラとして位置づけている。その分、吉岡への注文は多かったという。
この役を得て、本格的なブレイクを果たす。
つまりは、ぼくのイチオシの女優さんと言うことで・・・・・。
「見えない目撃者」は元ネタは2014年の韓国の「ブラインド」という映画。2016年には中・韓合作で「見えない目撃者」としてリメイクしている。
そして今回の日本版「見えない目撃者」ということになる。
警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ
(吉岡里帆)。 そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、
弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。
そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中か
ら聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴える
なつめ。
視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は
目の見えないなつめを『目撃者』足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。
それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触した
スケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、彼らの必死の捜査
により女子高生失踪が関連づけられてゆくのだが、サイコパスの魔の手は彼ら
にも迫ってくるーーー。
闇の中から迫り来る、猟奇殺人犯の凶器と狂気。しかし犯人を追い、追われる
主人公も視力がないことで闇の中にいる――。目の見えない元警察官が視覚以外
の感覚を手掛かりに、女子高生連続殺人事件を追う『見えない目撃者』。
聴覚のほか触覚や嗅覚も駆使した五感に訴える本格スリラーとなっている。
(東映HPより一部参照)。
クオリティが高く、物語が綿密に作り込まれていて、130分の上映時間、
緊迫感は途切れることがない。
もう一度、観に行きたい映画だ。
ぼくが単に、吉岡里帆のファンという理由だけでなく、だ。