2013-06-03 ■ 学生時代から、20代半ば、創作と読書がぼくの日課だった。 宮本輝、村上龍、池田満寿夫、中上健次、高橋三千綱がお気に入りだった。 彼らの文章からは、切なさ、寂しさ、虚しさ、はかなさなどが、目というより、皮膚から沁み込んで来た気がする。 中でも、宮本輝は、一番好きな作家だった。 作品的には「幻の光」を一番に推したいが、一番泣けたのは、短編だが「星々の悲しみ」。 これほど、「命」とか「宇宙」とか、真剣に考えた作品はない。