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ぼくは、ビートルズを聴いたことがない。

いや、耳には入ってきたけれども、どれもスルーしてしまった。

ぼくにとっての音楽の神様は「かぐや姫」である。

小学校6年の時「かぐや姫さあど」からシングルカットされた「神田川」が爆発的ヒットとなった。

正確には、南こうせつ(こうせつ、おいちゃん)伊勢正三(正やん)山田つぐと(パンダさん)の3人の第2次かぐや姫である。ファーストアルバムの「はじめまして・・・・・・・」はいちばんよく聴いた。「雪が降る日に」「ひとりきり」「マキシーのために」「加茂の流れに」「あの人の手紙」「じんじろ橋」「好きだった人」胸を打つ名編ぞろいだった。「さあど」も含めて、以降のアルバム「三階建ての詩」もよく聴いた。「22才の別れ」「なごり雪」これは正やんの歌だ。「ぼくの胸でおやすみ」「眼をとじて」や「けれど生きている」は絶品だ。

2013年4月29日、30日、フェスティバルホールのオープニングシリーズで「南こうせつ伊勢正三~姫風コンサート~」が行われて、行ってきた。客層はぼくよりも、ひと回り半くらい上の人が主流だった。パンダさんがいないのが残念だったが、還暦を過ぎても、こうせつ、正やんはカッコよかった。こうせつは、ギターを変えないのに、正やんは曲ごとにギターを変えていたのが、二人の性格を良く表していて面白かった。アンコールの「おもかげ色の空」で幕を閉じたが、周りには、涙を流している人もいた。ぼくは、涙は流さなかったが、あの頃にさかのぼりたい思った。