第64回ベルリン国際映画祭で「小さいおうち」(山田洋次監督)に出演した
黒木華(はる)が最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。
2010年の寺島しのぶ以来、4年ぶりの快挙となった。
「小さいおうち」は現在公開中で、ぼくも受賞前に観にいった。
山田洋次は才能のある優秀な監督だが、個人的には好きではないが
ファンである松たか子が出ていたので観にいった。
とてもレトロな雰囲気の映画で、小さな恋愛事件をめぐっての人間の悲喜劇が
昭和、平成をまたいで展開される。
たしかに黒木華はその家の女中役で、割烹着の似合う昭和の女を好演していたが。
ぼくは、主演の松たか子に夢中で、まさか、黒木華がこれほど大きな評価を得て
世界3大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を獲得するなど、夢にも思わなかった。
自身の不明を恥じたい。
けれど、黒木華には賞が重荷にならないように、普通に頑張っていってもらいたい。
いい女優さんになると思う。
スター誕生を、素直に喜びたい。