東京の杉並区を中心に周辺の図書館、書店の「アンネの日記」が破かれるという事件が発生している。「アンネの日記」ばかりか、アンネ・フランクに関する書籍や日本のシンドラー・杉原千畝氏の文献まで、被害に遭っている。
このままでは、イスラエルとの国際問題に発展しかねない懸念がある。
「アンネの日記」はオランダでの過酷な逃亡生活やユダヤ人強制収容所での生活が、少女の視線で克明に描かれている、ナチス・ドイツを糾弾する第1級の資料でもある。
また、ナチス・ドイツによって150万人のユダヤのこどもたちが殺害されたが、その命の叫びの代弁書ともいえるのである。
人によっては青春のバイブルともなっている書籍なのである。
犯人は何奴か?
反ユダヤ主義の人間か?
そもそも単独犯なのか、複数犯なのか?
図書館や書店での犯行なら、防犯カメラもあるだろうに、まだ、警察は犯人を特定できていないのだろうか。
犯人は思想背景はともかく、刑法第261条器物損壊罪3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料という、結構軽い刑罰なのだ。
しかしながら、このブログが発表される頃には、犯人が逮捕されていてほしい。