クリスマスのシーズンである。
上のイラストは、パルナス坊やである。
パルナスというのは、関西地方を中心に店舗を広げた洋菓子メーカーである。
「モスクワの味」というのが、キャッチフレーズだった。
「リボンの騎士」放映時にCMが流れた。
郷愁感漂うCMで『甘いお菓子のお国の便り~夢のようなロシアの~』という歌声は今でも、耳に焼き付いている。
こどものころ、我が家のクリスマスのケーキは、なぜかパルナスであった。
母と京阪電車に乗って千林商店街のパルナスのお店に予約していたケーキを受け取りに行くのが楽しくて仕方がなかった。
そのパルナスが、今はない。
今では、コンビニでクリスマスケーキを買う時代である。
なんともさびしい時代だと思うのは、ぼくひとりだけではないだろう。