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この間の土曜日、NHKの歌番組「SONGS」で、吉田拓郎が初出演。

コンサートのリハーサル風景と、インタビューの構成。

70歳にして、第一線で頑張ってくれている拓郎に大拍手を送りたい。

ぼくが、拓郎を知ったのは、小学生の時で「結婚しようよ」が、ラジオのどのベストテン番組でも一位を獲得し、拓郎旋風を巻き起こしていた頃だ。しかし、ぼくは、正直、あまり、いい歌だとは思わなかった。まだ、歌謡曲アイドル寄りの歌を支持していたし、南沙織のファンだった。しかし「旅の宿」は、さすがに、ぼくの郷愁感をくすぐって、B面は「夏休み」で、ますます、拓郎に注目せざるを得なくなった。

拓郎で名曲は?と問われれば、多すぎるのだけど、やっぱり「ある雨の日の情景」かな。

拓郎は、多くの歌手に楽曲を提供している。とりわけ森進一の「襟裳岬」は大ヒットし、あの頃から、シンガーソングライターに曲を書いてもらって・・・・という流れが確立された気がする。「襟裳岬」の作詞は故・岡本おさみだけど、最初は「襟裳の秋は何もない秋です」だったらしい。それを拓郎が「春の方がいいんじゃない?」と変更したらしい。あの詩は流れから言えば、たしかに「秋」が正しいのだけれど「春」に変えたことで、襟裳岬がよりうらさびしい場所だというイメージができた。

小学校のとき、ラジオのベストテン番組で拓郎が「結婚しようよ」で一位を独占していたから、ファンだった南沙織の「ともだち」は二位止まりだった。

でも、のちに拓郎自身も南沙織の大ファンであることを知り、ムッシュかまやつと、彼女のために「シンシア」という名曲を作ってくれたことがうれしかった。

吉田拓郎、70歳。まだまだ、若い!