新型コロナウイルス感染症が拡大の一途を辿っている。都市部に集中していたものが

人の移動によって、地方都市への感染増加が顕著で、政府も昨日、全47都道府県に緊急事態宣言を発出した。

見えない敵である。

「3つの密」を避けるため、春から予定していた、ぼくの「詩の教室」もぶっ飛んでしまった。

で、必然的に、家にいる機会が多くなった。また、そのように努力している。

TVのワイドショウーなどで知った3つの動画。その他にも、いろいろ紹介されていたが、ぼくの胸を打った3つの動画。

 


【永久保存】高畑充希&星野源 うちで踊ろう

星野源の「うちで踊ろう」に合わせて、女優の高畑充希がハモっている。

見事なハモりに魅せられる。

高畑充希は元々、ミュージカルで名をあげているし、「みつき」名義でアルバムも出している。

ぼくが、高畑充希という女優さんを知ったのは、竹内まりやの「元気を出して」

のPVだ。ずーっと注目していた女優さんでありシンガーである。

竹内まりやが楽曲提供した「夏のモンタージュ」は名作だ。

 


杏『教訓1』cover

加川良の「教訓1」を杏はどのように知り得たのだろう。

1970年代の反戦ソングだ。

あの泥沼のベトナム戦争が勃発しなければ、フォークという音楽のジャンルは生まれていなかったかもしれない。フォークは反戦からはじまり、メッセージ、主張、そして、同棲、四畳半ソング、ラブソング、ドラマティックソングへと変遷していき、いつしか、ニューミュージックに分派したが、フォークは厳然と存在する。

加川良は、フォークのかみさま岡林信康が退いたあと、吉田拓郎と対峙する位置にあったが、当時の若者は、吉田拓郎を選んだ。

加川良は2017年4月、69歳で没している。

しかし、杏は、どのようにして知り得たのだろう。

美しい歌声には、癒やされる。

ギターも、しっかりコードを押さえているし、講師か誰かについて、ギターを覚えたんだろうなあと察する。ぼくなどの、我流ではない。

杏の他の動画も見てみたが、歌声は綺麗だし、ギターを正しく弾いている。

ぼくの推しです。

 


《Sound Inn S》テレワーク演奏で名曲カバーをやってみた!第1弾「上白石萌音/♪あなた」Original ver.

このひとも、類い希なる美声の持ち主である。

「あなた」は小坂明子16歳の時の作品である。夢見る女の子の願望を歌にして、当時、ピアノの弾き語りで、大ヒットした。

テレワークを使った、壮大な音楽世界で、上白石萌音の歌声が、こころを優しくしてくれる。

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  2000年代の初めに、「親守唄・歌会」というイベントがあった。

最初の2回だけ、 なら100年会館で、あとは、やまと郡山城大ホールに会場が移った。

「親守唄」は、まあいえば「子守歌」の逆。各自治体でも、「親守歌」「親守うた」

「親守詩」など似たようなイベントがあったようである。

ぼくは、この「親守唄・歌会」に第1回、第3回、第4回と出場している。

「作詩の部」と「作詩・作曲の部」があって、まず、詩を書くものは、「作詩の部」に作品を送る。

わりとシビアな審査があって、審査を通過した作品は、さまざまな媒体で公表されて、その詩に曲をつけてくれるのを待つのである。曲がつかなければ、その時点でゲームオーバ。賞を伴わない詩の朗読のみの選にまわされるまわされる。 運良く曲がついて審査を通ると「作詩・作曲の部」入選となり、TV中継も入る「親守唄・歌会」の出場権を得られ、賞レースにも参加ができる。賞を獲得するには、詩はもちろんだが、音楽性、歌唱力も審査のおおきな対象となる。ぼくは、第3回で「夕暮れの堤防で」という作品で優秀賞を作曲者と共に受賞したが、今回、掲出の作品では、何ももらえなかった。でも、個人的には、すっごくいい曲がついて、歌唱も申し分なく、事前アンケートでは、大賞の最有力候補だった。

母の記憶と共に、懐かしく懐かしく思い入れのある作品である。

現在「親守唄・歌会」は『介護の日』というイベントの中のひとつのコーナーとして、規模も縮小され、名前だけが残っている。                                

 

                                    季節と出会うたびに 

 

今年も また

春を 迎えることができたと

母は 深く目を閉じて

てのひらを

合わせている

 

けれど 母は

ひとつの季節と

出会うたびに

いつも 何かを

ひとつずつ失ってゆく

 

こんどは

いちだんと

耳が 遠くなったという

 

人のはなし声や テレビの音が

聞き取れないという

 

心配ないさ

それなら

ぼくが 母の

「耳」となろう

 

落ち葉の秋には

母の「目」となったように

星降る夏には

母の「足」となったように

 

ぼくは 母に語りかける

「母さん ぼくが

ずっと 守ってあげるからね。

 母さんが ぼくを

守りつづけてくれたように」

 

 

ぼくの言葉は

母の耳に 届かないことは

わかっているけれど

 

春の陽だまりの中

母は からだを

小さく丸めて

ただ 熱いお茶を飲んでいる

 

 

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ちょうど2週間前、ぼくの胸は不安感に充されていた。

中島みゆきコンサートの当日。それもツアーとしては最後の。

大阪公演は26,28,29の3日間(5月にも予定されているが)。

会場の大阪フェスティバルホールに「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため

本日の公演は急遽中止させていただくことになりました」と告知する紙が張り出されているのではないかと。ほぼ「強迫観念」。

もちろん、家を出る直前まで、ファンクラブや会場には開催予定であることは確認している。病的なほどに。

でも、安心できなかった。

結局のところ、ただでさえ、プラチナチケットなのに、金、土はより競争率が高くなるだろうと思って、平日の26日水曜日の公演チケットを申し込んだ ぼくは、幸運なことにコンサートに参加することができた。

しかし、28,29の大阪公演と愛知公演は中止となった。北海道公演も。

そのことは、コンサート中のMCで、みゆきさんから中止に至った経緯を話され、コンサートへの熱い想いを語られた。

その話の内容から、みゆきさんの人間力を強く感じ取ることができた。

ぼくは、この人のファンであり続けて良かったとこころから思った。

前から11列目の中央という良席で観るみゆきさんは女神のように綺麗だった。

それは「ファイト!」や「地上の星」ではなかったけれど、若い頃、ぼくは、この人の歌に随分と救われた。

 

ひとくちにファンといっても、ぼくのようなデビュー当時からのファンでいるものもいれば、それこそ「地上の星」ではじめて中島みゆきを知ったという人もいるし、東日本大震災のとき、よく流れていた「時代」結婚披露宴で「糸」を聴いてファンになったという人もいる。テレビドラマの金八で使われた「世情」Dr.コトーを観て「銀の龍の背に乗って」がいちばん好きという人もいる。

ファン層は実に幅広い。

 

    中島みゆきフェスティバルホールのセットリスト【2月26日 大阪】

 

第1部

1.一期一会

2.アザミ嬢のララバイ

3.悪女

4.浅い眠り

5.糸

6.ローリング

7.流星

8.最後の女神

9.齢寿天任せ

 

第2部

10.離郷の歌

11.この世に二人だけ

12.ナイトキャップスペシャ

13.宙船(そらふね)

14.あたいの夏休み

15.麦の歌

16.永遠の嘘をついてくれ

17.慕情

18.誕生

 

アンコール

 

19.人生の素人

20.土用波

21.はじめまして

 

ギリ、セーフで行けたコンサート。

でも、行けなくなったファンのことも重くのしかかったコンサートでもあった。

                                

 

毎年年末に発表されて世界中で話題となる世界で最も美しい顔トップ100

の2019年版が映画評論サイトのTC Candlerから発表された。

2018年版では日本から丹羽仁希小松菜奈石原さとみ

湊崎紗夏(サナ)・篠崎愛の5人が選出されていたが、2019年版では新たに

AKB48チーム4およびSTU48のメンバーであるアイドルの岡田奈々と、

女優の山本舞香が新たに選出されている。

しかし、これは「世界中で話題となる」ビッグなプロジェクトではなく、

個人の好みで選出されていることは、何度も申し上げている。もっといえば、

イギリス生まれアメリカ在住の自称映画評論家の独断と偏見で選んでいる。

そして、このひとは、62位に選出した石原さとみが日本なのか、中国なのか、

どうも理解していないようだ。それに、そもそもこの写真の人物は、

本当に石原さとみなのか?

けれど、個人視点の「美」というものは興味深いことはたしかだ。

最近の傾向としては韓国が強く、中国が台頭してきている。

タイ、インドなどのアジア圏の美女たちも選出されているし、

真新しいところでは、イスラエル、トルコ、パレスチナなどの中東圏も

健闘している。

当たり前の話だが、政治とは、切り離して、「美」について

考察いただきたいが、「美しさ」に正解はない。

 

ここでは、日本人のみ紹介してゆく。

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ここからは、ぼくが選んだ「美しい顔」10人。

かくいうぼくとて、変わり映えしない。

「美」というものは、不変的なものなのかもしれない。

 

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浜辺美波

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平手友梨奈

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川口春奈

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新垣結衣

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広瀬すず

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本田真凜

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山本彩

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永野芽郁

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深田恭子

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綾瀬はるか

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芳根京子

あっ、11人になってしまった!

みなさんの「美」は、いかがかな?







 

 

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師走に入っても、暖冬傾向で飼っている亀は冬眠が出来ない。

朝夕と日中の寒暖差も大きく、体調が優れない方も、少なからずいらっしゃると思う。

長らく、ブログに手をつけられなかった。

忙しさは、理由にならない。

ところで、ここ数日、空を見上げると、月の静かな光が、とても神秘的だった。

ひとつ、ふたつと、物語を綴れそうな、そんな気がして。

 

 

 

          寂 光

 

ともだちのお母さんから

もう長くはないのですよと

聞かされていたから

いくら 月の輝く夜でも

病院へと向かう

ぼくの足取りは重かった

 

部屋を訪ねたとき

眠っていたともだちが

何かの物音で目を醒まし

「やぁ 来てたのか」と

さみしそうに笑って

てのひらを合わせ

同じ経文を

三度くりかえした

 

ともだちは上体を起こし

生きてることを

たしかめるみたいに

ゆっくりと 時間をかけて

みかんの皮を剥きはじめ

窓から射す月の光は

今たしかに在る

ともだちの

この世のかたちに

ひそやかに

降りそそいでいた

 

コンサート、ライブなど、歌や音楽から、創作をする上で、いい刺激を受けるので積極的に出向くようにしている。CDなどとは、臨場感も違うし、同じ歌でも、伝わり方が違う。もちろん、嗜好もあるし、あっても全部というわけにはいかない。

お小遣いの範囲で・・・というのは、いうまでもない。

それに、精神科医からも薦められていて、治療の一環だとお墨付きをいただいている。

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7月。太田裕美。ずいぶんと若い頃のポスターだが、上品に年を重ねているという印象で、歌は絶品。当初、チケットぴあから薬師丸ひろ子のコンサートのお知らせが来た。

しかし、第5次プレリザーブまで、落選しまくった。それで、諦めた。

次にBOAちゃんの案内が来て、一度は申し込んだものの、何故か、キャンセルしてしまった。多分、コンサート日が日程的にタイトなものだったからだと思う。

で、太田裕美。詳細は、7月に記事化しているので、参考にしていただきたい。

http://tigerace1943.hatenadiary.jp/entry/2019/07/15/100242

 

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9月。年に一度、大阪でしか実現しない1日限りのビッグイベント。

完全にマンネリ化しているが、観客は承知で来場している。

年に一度は伊勢正三の「22歳の別れ」に涙したい。

こうせつの「神田川」に酔いしれたい。

因みに、今回のシークレットゲストは、ばんばひろふみ野口五郎

ばんばひろふみは「いちご白書をもう一度」、野口五郎は「甘い生活」。

野口五郎はフォークじゃなくて、歌謡曲の人というイメージだが、ギターがめちゃうまい。伊勢正三とのセッションは見物だった。

 

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8月。なぜか、松田聖子

未だに大阪城ホール規模の会場を何日も超満員に出来る人気には驚いた。

今回は来年の40周年を前にした、シングル曲のみ歌う特別企画。

女性が8割強。可愛らしさは昔と変わらないし、とにかく、歌がうますぎる。

この日、彼女に名曲を提供してきた作詞家の松本隆も来場していて、コンサートを盛り上げた。やっぱり・・・「春色の汽車に乗って・・・・♪」は、胸に痛いなあ。

 

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大ホール

11月、原田知世。悲しいことがあった日。

でも、なんとか、自分の気持ちを立て直そうと会場に足を運んだ。

9月に新築された1500人収容の大ホール。

(音響効果は抜群。大きすぎず、アーティストとの距離感がいい)

歌がうまいとかいうのではないが、声が、声が透明で綺麗なんだなあ。

だから、とても癒やされる。

ドラマ「あなたの番です」のヒロイン「手塚菜奈」を演じて好評を博し、お約束通り会場のあちこちから「ななちゃ~ん」の声援が飛び交った。

 

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2020年2月。来年のコンサート。

アリスは、解散したあと、なんどか再結成している。

アリスは「帰らざる日々」のギター練習で知った。谷村新司の繊細すぎる青春のもろさ、死への憧れなどが綴られている名曲中の名曲。そして、これも、谷村新司作詞作曲で「チャンピオン」。アリス初めてのオリコン一位獲得。

アリス最盛期の解散の原因はべーやんこと堀内孝雄谷村新司への嫉妬だと本人は語っている。「チャンピオン」の頃、山口百恵に「いい日旅立ち」を提供し、ソロでも成功していた。

古希を迎えた彼らが、どのようなメッセージを発してくれるのか、楽しみである。

 

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2020年2月。中島みゆき

最後のコンサートツアー。「夜会」は継続するし単発的なものはあるかもしれないがコンサートツアーとしてはこれが最後。さみしくなるなあ・・・。

中島みゆき、67歳。

この人の歌に救われた人は多いだろうなあ。

ぼくも含めて。