近畿地方が梅雨明けした翌日、大阪歴史博物で開催されている「あやしい絵展」を鑑賞してきた。 「あやしい」と広辞苑を引くと「怪しい」「妖しい」奇怪であり、妖艶でもあること、とある。 明治期に政治、経済、文化、思想といったあらゆる方面において西洋…

1982年7月21日発売、サザンオールスターズ5枚目のアルバム「Nude Man」に収録されている『夏をあきらめて』は、ひと月半後の9月5日、研ナオコのシングルとして発表され大ヒットした。研ナオコの醸し出す、けだるさ、声を絞り出すような歌唱が、何…

request 2 自衛隊の大規模ワクチン接種会場で年齢を取っ払って、モデルナを打てることになり、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)に足を運んだ。 自衛隊への敬意を表し、迷彩柄のマスクをしていった。 受付まで、コンサートホールの客席で待機。ま…

request 多くのrequestをいただいた。 とても、ありがたいことである。 たとえば、ブログには掲載したが、著作権というより規約などの関係でやむなく削除したものもある。法律では、すべて、ぼくが書いたものだからぼくの著作物であって、遠慮…

はつなつ 朝の台所に 母を感じる うたたねする 耳元に 母の声がささやく 洋風に模様替えした 母のかつての寝室に 母が香る 風に膨らむ レースのカーテンから リビングに こぼれ落ちる 生まれたばかりの なつのひかり 母が不在の はじめてのなつ 母が逝去して…

佐々木宏はホッとしたかもしれない。東京オリンピック2020 演出チームを辞任して。 「言葉狩り」「言葉の切り取り」が横行して、久しい。 うっかり不快なことを口にしてしまった者を、あるいは、ちょっとしたミス発言をしてしまった者を、権力の座や表舞…

「ウルトラQ」「ウルトラマン」そして「ウルトラセブン」。そのあとも円谷プロのウルトラシリーズは延々と続くが、脚本もコンセプトもしっかりしていたのは、この3作くらいまでで、以降は、どんどんとお子様ランチ化が進んだ。 現に、ぼくがタイトル名と怪…

このひと月あまり、「ヤな寒気」が背中に張り付いたような症状をベースに、熱っぽいと思って、何度も体温計で測ってみるが、7度に届かない。しかし、熱っぽさはある。でも、風邪でもない。その寒気と倦怠感、無気力感にさいなまれていた。 一応コロナも疑っ…

2月の後半、産経新聞朝の詩編集部から電話があった。 ぼくの作品が掲載されるという。 選者が日本の代表的な詩人・新川和江から「野菜畑のソクラテス」の八木幹夫に代わってからは、昨年6月の「すみれ」以来のこと。 選者交代から2年半、最初は様子見で、…

https://seasidepark.maishima.com/nemophila/ こんなヘンコツなぼくにだって、大切な友人はいる。 めったなことでは心を開かないぼくの、数少ない友人のひとりのことである。 彼は今、難病と闘っている。命に関わる難病である。 彼とは、中学時代からの友人…

近年のバレンタインデーは、「好きな人にあ・げ・る」という本命チョコは減少し、頑張った自分へのご褒美チョコを買い求めたり、あるいは、ともだち同士で交換したり、家族に贈るという現象が増加傾向にあるという。 コロナ禍の時代は、その流れは、もっと顕…

センターのプラカードを持った中間管理職風のリーマンおやじ、よく知っている男だ。 ぼくの数少ない信頼の於ける友人のひとりだからだ。 ぼくは、岡Pと呼んでいる。 彼と知り合ったのは、学生の頃。 当時、カタログ販売の最先端を突っ走っていた企業の物流…

あのNHKでも「NHKスペシャル」と「国会中継・衆参院予算委員会」は欠かさずに観るようにしている。そして、1月30日、そのNHKが地上波として、初めて「山口百恵引退コンサート」を放映した。すっごい太っ腹!以前はBSプレミアムで放映されて、大好評だったた…

「クィーンズ・ギャンビット」 年末年始、創作活動の合間に、Netflix、Huluなどのネット配信の海外ドラマを何作品か観た。もう、映画館で観る時代ではないのかなと、そんな、さみしいことを思った。 それはそれとして、飛び抜けて、よかったのはNetflixオリ…

YAMAHA FS-820BL 3本持っているアコースティックギターの中で、最もぼくが 馴染んでいるYAMAHA FS-820。 FSシリーズは、通常のアコースティックギターよりも、ボディが やや小さめで扱いやすい。 「Fコード」 ギターを上から見たところ。何フレットの、何弦…

1月12日、大阪で、はじめての雪が舞った。 シンガーソングライター・沢田聖子の「ターニングポイント」という アルバムがある。アップテンポな曲が多いが、最後の曲は「雪ひとひらに」。 男性目線の、静かで深い、恋の終わりの曲である。個人的にも、沢田…

映画評論サイトのTC Candlerが2020年版の「世界で最も美しい顔トップ100」 を発表した。2019年版では日本から女優の山本舞香、小松菜奈、湊崎紗夏 (サナ)、石原さとみ、岡田奈々の5人が選出されていたが、2020年版では新た にサナと同じTWICEのメンバーであ…

友人のゴジラの コレクターから、東京マルイというメーカーから1993年に 発売され、入手困難な、まっさらのラジコンの初代ゴジラを譲り受けた。 1954年、初公開された元祖、ゴジラ。通称・ハツゴジ。 時折ヤフオクなどでも出品されているが、大抵が…

ここ数日、小春日和の大阪だったけれど、きょうあすは、下手すりゃ夏日!? ポカポカ陽気で、ちょっと歩くと、汗をかく。奇妙な暑さを感じる。 思えば、11月1日、大都市法による大阪市の廃止と特別区設置法の可否を問う いわゆる大阪都構想の住民投票選挙…

勝つということ ぼくが 勝つということは だれかが 負けること ぼくが 一番に なるということは だれかが 二番になり だれかが ビリに なること ぼくが 笑うとき だれかが どこかで 泣いていること いやいや、しばらくのご無沙汰で、安否確認のメールもたく…

新型コロナのニュースが、ガタッと減った。 自民党の総裁選のニュースがいちばんに来る。 つまり、テレビを観なければ、怖い出来事は何も起こらない。 新聞を広げなければ、毎日が平和な日々。 な訳ないか・・・・・。 ぼくの毎日も不安だらけ。まあ、病気の…

中島みゆき/エレーン/Covered by BEBE 以前この方の「世情」の記事を書いた。主に中島みゆきのカヴァーで高い評価を 得ている BEBEさんが、今度は、中島みゆきの隠れた名曲「エレーン」をYouTube にアップされていたので、紹介させていただいた。 今回…

いっぴきの蝉が蛇行しながら、恐ろしく低空飛行している。 というより、地面すれすれに、かろうじて風の浮力で漂っているようだ。 しかし、ぼくの脚にぶち当たり、アスファルトに落ちて、背中で飛び跳ねている。 ああ、この蝉は、もう終わりだなあ。 今更な…

真夜中、窓を叩きつける雨の音で、目が醒めた。 梅雨末期の大雨だ。 時計を見ると、午前1時。 さて、そこからが、どうにもこうにも眠れない。 眠気が靄のように消えてしまった。 昔は、睡眠導入剤を飲んでいたが、朝起きたときのからだのだるさが 半端じゃ…

7月も後半。 長かった梅雨も、そろそろ明けるかもしれない。 きょうは、ひさびさに晴れて、蝉の声が胸に染みる。 あの蝉は、本格的な夏の到来まで、生きられるのか? 近年、毎年のように「想定外」の大量の雨が降って、河川の氾濫など おおきな災害を引き起…

長らくのご無沙汰だった。はてなブログに戻って来れて よかったと、心から思っている。 くだらない芸能ニュースが、TVのワイドショーの冒頭に 流れるようになり、また、平和ボケが、始まったのかなあと 思っていたら、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)の…

去る16日午前零時を以て、39県が「新しい日常」を迎えた。北海道と首都圏と 近畿圏は大阪(大阪モデルに基づく)を除いて、原則的には自粛・休業要請が 続く模様だが、緊急事態宣言の延長満了日を待たずに、解除されていく予定だ。 アフターコロナは「新…

空はこんなに晴れていても、街なかが、この国が、世界中が澱んだ空気に 罹患している。 何かが、限界に来ているような気がする。 詩の文学賞シーズンや原稿依頼がないときは、毎日一篇の短詩を書くよう にしている。「書けなくても、書く」というのが、若い…

イタリア・クレモナ在住の日本人ヴァイオリニストの横山令奈(Lena Yokoyama)が地元の病院の屋上で演奏、その様子がYouTubeなどを通して 世界中に流れ、大きな感動の渦を巻き起こした。演奏は新型コロナウイルス患者への治療の最前線となっている地元の 病…

きょうからGW「我慢週間」? そんなこと言われなくても、いつだって、我慢してるさ。 来年はピカピカ光る「黄金週間」を過ごせますように。 姉貴 姉貴からの電話は 常に ぼくの心を不安にさせた 「お金が足りないから 少し貸してほしい」 涙声で 電話はか…