山口百恵の歌う「いい日、旅立ち」は1978年11月3日、日本国有鉄道・国鉄(現・JR)のキャンペーンソングとして、国鉄の各駅に流れ、郷愁感を刺激し、人心を旅への誘いへとかき立てた。キャンペーンとしては「一枚のキップから」と「エキゾチックジャパン」の中間に当たる。
作詞作曲は谷村新司で日本旅行と日立製作所がスポンサーだった。
スポンサーの意向でタイトルに社名を入れなければならなかった。
そして、できたのが「いい日、旅立ち」。日本旅行の「日」「旅」と日立製作所の「日」「立」がしっかりと入っている。
しかし、プロになると、意向や指示に背けない。
谷村新司自身、この曲を、いい曲だとは言っていない。
アマチュアで書いてるときが一番、しあわせだったと谷村新司は、後にポツリと語っている。