「フューリー」という映画が、来月、公開される。
そのメイキングビデオを観た。
ブラッド・ピット主演の対独戦を描いた戦争映画だ。
フューリーと名付けたM4シャーマン中戦車、たった一輌でドイツ軍の大部隊に戦いを挑む(いかにもヒーローコンプレックスに陥ってるアメリカらしい)。
しかし、アカデミー賞に最も近い映画だといわれている。
フューリーというのはギリシャ神話の怒りの女神の名から派生している。
「激怒!」という意味だ。
戦車戦もおおきな魅力だが、ファンにとってたまらないのは、第2次世界大戦中に作られた、ほんもののタイガー1型重戦車が登場することだ。もち、ドイツ軍。
映画界では、前代未聞のことだ。
「プライベートライアン」にもタイガー1型重戦車は登場するが、にせものだと、一目で分かる。あの、にせタイガーは、旧ソ連のT-34戦車の改造で、車輪部はそのまま使い、上部はハリボテだ。
「バルジ大作戦」や「パットン大戦車軍団」は、もっとひどかった。
アメリカ軍の戦車を指して「おお、わが友、タイガーよ」としゃべらせる クソ映画もあった。
劇中に登場するタイガー1型重戦車は、車輪の形状から見て、前期型だと判断される。
そういう意味ではドイツ軍マニアには、お勧めの映画だ。たぶん・・・・ね。