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 京都のまちはいつ訪れても、いいものだ。

出町柳から鴨川を渡り、河原町通りをテクテク歩く。

しゃれたお店がたくさんあって、観光客で賑わっている。

風情があるなあ。

でも、ぼくは、観光ではなく「ばんばひろふみのコンサート」で京都に来たのだ。

京都府立文化芸術会館・・・普段は寄席・落語などを主に公演しているようだ。

建物の作りもこぢんまりしていて、和の雰囲気が漂う。

450席ほどの客席は、ほぼ満員で、ぼくも安堵した。

12月8日。ばんばひろふみはMCで、どうしても、この日にコンサートをしたかったと言った。それは、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日だから、と。

そういうこだわりは、大好きだ。

知らない曲も多かったが、あれっ、この曲聴いたことがあるという歌はいくつもあった。

「いちご白書をもう一度」「速達」「SACHIKO」は圧巻!

思わず、くちずさんでしまった。

ばんばひろふみも涙しながら、歌っていた。

松山千春が北海道を起点に活動しているように、ばんばひろふみも京都から動かない。

今なお、ラジオのDJを何本か持っている。

みなさんにも、ばんばひろふみの京都発のメッセージを機会があれば、耳にしていただきたいなあ。