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去る16日午前零時を以て、39県が「新しい日常」を迎えた。北海道と首都圏と

近畿圏は大阪(大阪モデルに基づく)を除いて、原則的には自粛・休業要請が

続く模様だが、緊急事態宣言の延長満了日を待たずに、解除されていく予定だ。

アフターコロナは「新しい日常」というより「異形の日常」をもたらしたといった方が正しいかもしれない。

働き方が、恋愛が、教育が、付き合いが、ショッピングやレストランまで、その

形は変わってしまう。街の営みや生き方をいびつに変えてしまう。

どこもかしこも、ビニールシートが垂れ下がり、前後左右はアクリル板に遮蔽

されている。知恵といえば知恵だが、窒息死しそうな気分になる。

TVのドラマは再放送ばかり。明智光秀の生涯を描くNHK大河ドラマ麒麟がくる」もストック切れで休止も時間の問題だ。楽しみにしていたのに。

今のまま、終われば主演は斎藤道三を演じたモックンになってしまうではないか。

例えばコンサート。大阪なら、大体3000人前後のキャパのホールが多い。

2メートルの社会的距離をとって鑑賞すると14%の入りで、満員となって

しまう。映画館も、演劇も同じようなものだろう。そんなので興業なんて

成立しない。つまり、エンタメの復活はむずかしい。

失業者も倒産件数も、自殺者も前代未聞の数字をたたき出すだろう。

そのために一刻も早い、ワクチンと特効薬が世界中の人々に行き渡ることが

急がれる。

ちょうど100年前、スペイン風邪が流行した。1918年から1920年に

かけてだから、流行のはじまりは第一次世界大戦の最中。全世界がドンパチやっていたから、どこの国も、殺傷力の強い未知のウイルス蔓延の事実を隠蔽していた。戦力の

弱体化がバレてしまうから。実のところアメリカが発症源なのだが、あまりの

コトの重大さに、当時中立国のスペインが公表に踏み切ったので「スペイン風邪

と呼ばれるようになった。正直者のスペインが可哀想。

世界で5億人が罹患し、4000万から1億人が亡くなった。

日本では38万人が亡くなった。

このスペイン風邪は第3波まで襲来し、自然終息するが、第2波での犠牲者が

突出している。

歴史から学ぶものは、たしかに多い。

人類はいかなる脅威にも打ち勝ってきた。

今回のCOVID-19(新型コロナウイルスの名称)も第2波、第3波は襲来する。

でも、勝つ。それを信じて。

いくら、この国の政府が三流でも。

勝つ。それを信じて。

 

 

      この国で

 

何だかなあ・・・

と こころが折れるけど

 

この国でいい

 

残念すぎる

の ひと言だけど

 

この国でいい

 

あなたと会えた

 

ただ それだけの

理由で