ラジオブース

            request 2

 

自衛隊の大規模ワクチン接種会場で年齢を取っ払って、モデルナを打てることになり、大阪国際会議場グランキューブ大阪)に足を運んだ。

自衛隊への敬意を表し、迷彩柄のマスクをしていった。

受付まで、コンサートホールの客席で待機。まさに、昨年の2月中旬以前、この場所で、松山千春TUBEのコンサートで盛り上がってたんだなあと思うと、感慨深くなった。

自衛隊の接種会場は、整然としている。案内から、誘導、心遣いまで、いちいち、敬礼したくなるくらいだ。ありがたい。受付が始まれば、接種、休憩、退場まで30分もかからなかった。

自衛隊は、核を有していないが、世界9位の軍事力。

保有国を除けば、世界第1位ということになる。

その殺傷能力ではなく、その規模こそが、強力な「抑止力」となっていることが評価されるべきことだ。自衛隊「命」ではないが。ぼくは、この国の軍事力も在り方を、そのように捉えている。

話しが逸れた。

モデルナワクチン1回目接種後、翌日に腕に鈍痛があった。すこし、赤く腫れているようにも見える。だが、次の日には、痛みも赤みも消えていた。

しかし、モデルナの副反応の特性で、これだけでは終わらない。

接種後、4,5日経ってから8度以上の発熱があって、面食らった。

風邪の症状というより、熱だけ。しかし、フラフラ。

もちろん、モデルナ接種のすべてのひとに起こりうるということではない。

だが、念のためアセトアミノフェン系の解熱剤を用意しておいた方がいいと思う。

ロキソニン系は、この場合、効果が鈍いとされている。

だが、そんな高熱も2日で収まった。

 

で、別にネタ切れしたわけではない。

前回requestなる記事を書かせていただき、好評をいただいた。

「それなら、あの詩も、この詩も」「タイトルが思い出せないが、こんな風な詩をも一度、読みたい」とか、いろいろ、思いの外、反響をいただいたので、今回も調子をこいで、request2として紹介させていただく。短詩ばかりだが。

 

 

           

                 プラットホームで

 

              

                  線路をはさんだ

             向かいの

                    プラットホームに

          なつかしい人が

                   立っている

 

           何本もの快速列車が

                  ふたりのあいだを

              通り過ぎていったが

 

                ただ じっと

                      見つめ合っている

 

           微笑むでもなく

 

                手を振るでもなく

 

 

             

         ごめんね

       

 

                   ぼくが

               終わるとき

 

                     もしも

                      きみの名を

                呼べなかったら

                    ごめんね

 

                      きっと

                        ぼく

 

                   痛いとか

                     こわいとか

                 助けてとか

 

                     言ってしまうと

                   思うから

 

                 

                 

                   散歩道

         

         むかしね
             ぼくは わんこだった

             憶えてるよ
       草の匂い 風の音
                 散歩の道順まで

              この堤防の散歩道を
                  やさしい飼い主と見た
              沈みゆく夕陽も

            十七年わんこで生きた
             遠い むかしの
                       身の上話だけどね

 

          

            

 

                夜 名も知らない

           ちいさな橋の下

      川辺に 螢が舞う

 

               若い日の

            おれの連れの

                   ツネオとミズキと

                   マモルの魂が

                      今も 彷徨うみたいに

 

           ごめんな

                おれだけが

                 こんな歳まで

             生きてしまった

 

         こっちへおいでよと

           おれを 誘うように

     妖しげに 艶やかに

                    螢が舞う

 

 

        

                   雨と、風と

 

             雨・・・

 

                 あのひとの

              なつかしい影を

                     つれてくる

 

            そんな

               雨なら

                濡れていたい

 

               風・・・

 

                あのひとの

            やさしい声の響きを

                     のせてくる

 

               そんな

             風なら

               吹かれていたい