11月は、ぼくの誕生月。いつも、妻とレストランで、食事をする。
談笑しながら、今年は、「さだまさし」のコンサートチケットをプレゼントしてくれた。文筆活動の合間に、最近は、アコースティックギターをいじってる。ちょうど、さだまさしの楽曲、特に「秋桜」を完璧に弾く、ということを目標にしていた。
いままでは、イントロも間奏も、我流だったので、オリジナル音源にあわせて練習していたから、妻はさだまさしのコンサートチケットを用意してくれていたのだと思う。
たとえ、「秋桜」をコンサートで歌わなくても、さだまさしのMCは面白くて、勉強になるよ、と妻はいった。
「さだまさしコンサートツアー 2022 ~孤悲~」追加公演。
のっけから、ロックなさだまさし。エレキを弾いている。
賑やかな曲は、序盤の3曲までで、でも、終盤まで、知ってる曲は、ほとんどなかった。
「孤悲」という最新アルバムを中心に、構成されているようだ。
「弧悲」は「恋」のこと。当て字といってもいいかな。
とてつもない孤独感とそこはかとない悲しみ。
知っている曲は「道化師のソネット」「舞姫」それから、グレープ時代の「フレディーもしくは三教街」。
しかし、知らない曲でも、さだまさしの曲は、どこかこころに染みわたる。
まず、日本語がうつくしい。それに、一曲一曲が短編小説の読後感がある。
このひとは、フォークシンガーというより、音楽家の趣がある。
歌、曲からは、そういうところを感じ取れるが、うわさどおりのMCは最高におもしろい。バンドメンバーが思わず、爆笑していたくらいだから。
でも、最後に、本質を語っているから、聴いていられるんだよなあ。
この日の2時間30分は、妻からの贈り物。
そして、その2時間30分を、これから、どのように文筆活動や、ショボい音楽活動に活かせるか。
セットリスト
偶成
抱擁
破
(MC)
パンプキン・パイとシナモン・ティー
療養所(サナトリウム)
(MC) メンバー紹介
キーウから遠く離れて
フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-
(MC)
詩人
(MC)
鷽替え
孤悲
[アンコール]
(MC)
歌を歌おう
2022年11月17日 大阪フェスティバルホール