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山崎豊子の「沈まぬ太陽」。これは、小説でも読んだし、映画でも観た。

当初は、日本航空123便御巣鷹山墜落事故を描いた小説であり、映画であると思っていた。しかし、これは、日本航空労働組合の紛争の話だ。

そういえば、ぼくの在籍している郵政にも労働組合がある。

全逓と全郵政が合併した日本郵便グループ労働組合。通称JP労組。組合員数23万人を有する日本一おおきな労働組合である。

それと、郵産労と郵政産業ユニオンが合併した郵政産業労働者ユニオン。組合員数は2000人ちょいだ。

沈まぬ太陽」を読んで、ぼくは思った。労働組合のあるべき姿は、あくまで経営者側の対極にあらなければならないと言うことである。

残念ながら、JP労組というマンモス組合は、経営者側とべったりである。将来的に労組の幹部が日本郵政や関連企業に天下りするためだ。

だから、労働組合ではなく、経営パートナーである。

郵政産業労働者ユニオンは、組合員数から言っても泡沫組合だが、常に姿勢としては反経営者側にある。そういう意味では、理想的だが、非正規社員の正社員化に熱心で、過激である。その分、根本理念は極めて左翼的である。

だから、ぼくは、いずれの労働組合にも所属していない。

問題があるごとに、友人の弁護士に相談している。

聞く話によると、郵政で、労働組合に所属しないことは、ありえない話だそうだが。

月5000~8500円(基本給による)の組合費は、多くの職員にはどぶに捨てるようなものだ。