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真夜中、窓を叩きつける雨の音で、目が醒めた。
梅雨末期の大雨だ。
時計を見ると、午前1時。
さて、そこからが、どうにもこうにも眠れない。
眠気が靄のように消えてしまった。
昔は、睡眠導入剤を飲んでいたが、朝起きたときのからだのだるさが
半端じゃない。
妙な言い方だが、あるとき「睡眠導入剤を飲み忘れて」朝までぐっすり
眠ってしまったことがあって、その日を境に、薬からは遠ざかっている。
午前1時。ギターで、今尚ハマり続けている中島みゆきを弾き語る訳にもいかず、
有名どころの詩の文学賞の作品応募もはじまってることを思い出し、案を
かき集め、原稿用紙2枚程度の自信作ができそうな確信を持てたところで
朝が訪れた。
ただ、雨は激しく降ったまんま。

                                     

                               雨 季

 

降り止まない

この雨に

打たれながら

 

木は

木であることに

耐えている

 

野良犬は

野良犬であることに

耐えている

 

そのかたわらを

赤い傘の少女が

水溜りをはねながら

足早に

駈けていく

FREE素材] イラスト背景「ザーザーぶりの雨」(ブルー系) | maru八memo2
7月も後半。
長かった梅雨も、そろそろ明けるかもしれない。
きょうは、ひさびさに晴れて、蝉の声が胸に染みる。
あの蝉は、本格的な夏の到来まで、生きられるのか?
近年、毎年のように「想定外」の大量の雨が降って、河川の氾濫など
おおきな災害を引き起こしていることに、憂慮する。
大阪の方も、よく降った。
叩きつけるような大雨が降って、眠れなかったこともある。
 
 

                                        雨を聴く

 

 

ふたり

深いため息をついて

雨を聴く

 

職を失い

貯金も底をつき

ぼくは

でも まだ

負けた訳ではないさと

リンゴをかじりながら

強がりを言って

 

きみは 黙ったまんま

ふたり 背中合わせで

ただ 

雨を聴く

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長らくのご無沙汰だった。はてなブログに戻って来れて

よかったと、心から思っている。

くだらない芸能ニュースが、TVのワイドショーの冒頭に

流れるようになり、また、平和ボケが、始まったのかなあと

思っていたら、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)の台頭で

一気に朝鮮半島に緊張が走った。しかし、脅しの多くが「保留」

になったり、意思系統が迷走しているようで、北朝鮮中枢で今、

何かが起こっているのは、たしかなようだ。

ニュースを、少し遡ると「テラスハウス」という番組でプロレスラー

の女の子が、SNSの書き込みで、自死に追い込まれたこと。

TVで放映される番組である以上、演出はある。

「台本のないリアリティ」という台本がある。

すべて、作り上げられた虚構の世界である。

しかし、イジメはなくならない。

次にアメリカの「黒人差別問題」。アメリカは特に根が深い。

彼ら黒人の血を辿っていけば、アフリカ大陸に行き着く。

アメリカでは黒人は「奴隷」として労働させることや人身売買が合法化されていた。

南北戦争リンカーンは「奴隷解放」を高らかに宣言する。

当時、黒人は南部に集中していた。北部は数%に過ぎなかった。

リンカーンは北部だった。終わらない戦争にリンカーンは苛立っていた。

南部に集中している黒人に奴隷解放宣言すれば、南部の戦意は喪失し、南部の黒人たちが反乱を起こし、戦況は逆転し、北部が勝利すると信じたリンカーンの読みは当たった。何かリンカーンの「奴隷解放宣言」というと、あたかも人権的政治決断のように

イメージするが、本音は自分の北部を勝利させるためのものだった。

スヌーピーの大冒険」というアニメで、スヌーピーが順番にこどもたちと

握手をしていくシーンがあって、最後に黒人のこどもと握手するのだが

そのあと、すぐにスヌーピーが水道で、その手を洗い苦笑いするというシーン。

エグすぎるなあ。

映画館で観て、ショックを受けた。忘れられない。

それでも、黒人差別はなくならない。

人間そのものが、すでに、そういう本能を持ってしまっている。理性がそれをおさえているだけだから、あらゆるイジメも、あらゆる差別もなくならない。

新型コロナウイルス(COVID-19)が、一旦収まりかけて、県をまたいでの

人の交流がはじまって、ここ数日、にわかに感染者数が増えてきている。

ヤな感じ。

ちいさなニュースとしては、6月の産経新聞朝の詩に詩が載った。

ぼくらしくない詩だと、多くの酷評をいただいた。

その詩ではないが、きょうはこの短詩を記しておきたい。

特段の意図はない。

 

 

     通夜

 

星もなく

 

月もなく

 

夜風が

嗚咽を漏らす

 

名もなき

少女の

通夜に

 

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去る16日午前零時を以て、39県が「新しい日常」を迎えた。北海道と首都圏と

近畿圏は大阪(大阪モデルに基づく)を除いて、原則的には自粛・休業要請が

続く模様だが、緊急事態宣言の延長満了日を待たずに、解除されていく予定だ。

アフターコロナは「新しい日常」というより「異形の日常」をもたらしたといった方が正しいかもしれない。

働き方が、恋愛が、教育が、付き合いが、ショッピングやレストランまで、その

形は変わってしまう。街の営みや生き方をいびつに変えてしまう。

どこもかしこも、ビニールシートが垂れ下がり、前後左右はアクリル板に遮蔽

されている。知恵といえば知恵だが、窒息死しそうな気分になる。

TVのドラマは再放送ばかり。明智光秀の生涯を描くNHK大河ドラマ麒麟がくる」もストック切れで休止も時間の問題だ。楽しみにしていたのに。

今のまま、終われば主演は斎藤道三を演じたモックンになってしまうではないか。

例えばコンサート。大阪なら、大体3000人前後のキャパのホールが多い。

2メートルの社会的距離をとって鑑賞すると14%の入りで、満員となって

しまう。映画館も、演劇も同じようなものだろう。そんなので興業なんて

成立しない。つまり、エンタメの復活はむずかしい。

失業者も倒産件数も、自殺者も前代未聞の数字をたたき出すだろう。

そのために一刻も早い、ワクチンと特効薬が世界中の人々に行き渡ることが

急がれる。

ちょうど100年前、スペイン風邪が流行した。1918年から1920年に

かけてだから、流行のはじまりは第一次世界大戦の最中。全世界がドンパチやっていたから、どこの国も、殺傷力の強い未知のウイルス蔓延の事実を隠蔽していた。戦力の

弱体化がバレてしまうから。実のところアメリカが発症源なのだが、あまりの

コトの重大さに、当時中立国のスペインが公表に踏み切ったので「スペイン風邪

と呼ばれるようになった。正直者のスペインが可哀想。

世界で5億人が罹患し、4000万から1億人が亡くなった。

日本では38万人が亡くなった。

このスペイン風邪は第3波まで襲来し、自然終息するが、第2波での犠牲者が

突出している。

歴史から学ぶものは、たしかに多い。

人類はいかなる脅威にも打ち勝ってきた。

今回のCOVID-19(新型コロナウイルスの名称)も第2波、第3波は襲来する。

でも、勝つ。それを信じて。

いくら、この国の政府が三流でも。

勝つ。それを信じて。

 

 

      この国で

 

何だかなあ・・・

と こころが折れるけど

 

この国でいい

 

残念すぎる

の ひと言だけど

 

この国でいい

 

あなたと会えた

 

ただ それだけの

理由で

 

 

 

空はこんなに晴れていても、街なかが、この国が、世界中が澱んだ空気に

罹患している。

何かが、限界に来ているような気がする。

詩の文学賞シーズンや原稿依頼がないときは、毎日一篇の短詩を書くよう

にしている。「書けなくても、書く」というのが、若い頃からの、ぼくの

可笑しな信条となっている。なんとか作り上げる。

そして、あと、毎日、何かしらの歌をギターで弾き語る。

ほぼ、一日の終わりに。そう、自粛要請が、はじまってから。

最近は中島みゆきの「世情」という曲。

コロナのニュースばっかり見ていると、つい口ずさんでしまう。

 「世情」は『愛してると云ってくれ』(1978年4月発売アルバム)の

中の一曲で、リアルタイムでぼくは、この歌を聴いたとき頭に雷(いかずち)

を打たれたような衝撃を受け、涙が止まらなくなった。

歌詞の意味は、難しい。分かるんだけど、確実な答えを見出せないような

もどかしさ。

学生運動をモチーフにしているのだけれど、体制側からも、学生側からも

その想いを感じ取れるような歌詞だ。

そして、その両者を作者が俯瞰しているような印象もある。

この「世情」は1981年放映のTVドラマ『3年B組金八先生』の挿入歌

として使われた。学級崩壊がどこの中学でも起こっている時世で、ドラマは

時代を反映して、学校の要請で警察が介入して放送室を占拠した「加藤」

を逮捕するのだが、それを阻止する、金八や中学生と警察の乱闘シーンで

使われ、一躍「世情」は世間の知られるところとなった。

 そんな「世情」だが、他の人は、どのように弾き語っているのだろうか気

になってYouTubeで調べてみた。

で、ぼくが惹かれたのは、BEBEというシンガーソングライター。

魅力的な歌声で、独自の世界観を作りだしている。

ギターはガットギター(ナイロン弦)だから、さらに驚く。

ここまで、いい音が出るか?って感じ。

ガットギターというのは、だいたい、クラシックを弾くものだけどね。

「世情」のようなフォークなら、スチール弦のアコースティックギターという

既成観念があったから。ほんとに、すごいものを見てしまった、あるいは聴いて

しまったという気持ち。

カバー曲なのに、BEBEの世界観で、世に問いかけているようだ。

 
【今こそ聞きたい】中島みゆき/世情/Covered by BEBE

中島みゆきの「ファイト! 」に出会いシンガーソングライターを目指し、Youtube

にカバー曲の投稿を開始。これまでの投稿動画再生数の累計が1000万回以上の

再生数を超えを記録している実力派シンガーBEBE」と紹介にある。

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 カバー曲が高評価されるBEBEだが、オリジナルアルバムも出している。

知人の死をきっかけに制作された「LOST」。

全曲試聴してみたが、ほんと、胸を打つ曲が多い。

すでにファンクラブもあり、世に出ている人だろうけど、もっともっと、

有名になっていくんだろうなあ、このBEBEって人。

みゆきさんの「ファイト!」で、応援してるからね!

 

イタリア・クレモナ在住の日本人ヴァイオリニストの横山令奈Lena Yokoyama)が地元の病院の屋上で演奏、その様子がYouTubeなどを通して

世界中に流れ、大きな感動の渦を巻き起こした。

演奏は新型コロナウイルス患者への治療の最前線となっている地元の

病院の依頼。演奏は16日の夕方に行われ、横山は医療従事者への感謝

と患者たちが再び音楽を楽しめる日が来るよう祈りを込めたという。

横山は大阪府箕面市生まれの33歳。高校卒業後の2006年からクレモナの

スタウファー音楽院に留学、同時にシエナにあるキジアーナ音楽院で

サルヴァトーレ・アッカルドに師事した。現在はクレモナの「ヴァイオリン

博物館」で所蔵楽器を演奏する仕事を手掛けている。

ストラディバリが17~18世紀に活動した街として知られるクレモナは、

感染が急拡大したイタリアの中でも、最前線とされてきた都市。

人口約36万人で感染者は5千人を数え、900人近い死者を出している。

演奏はスピーカーを通して病院の周辺地区に届けられたが、病院では

防護服姿の医師や看護師が窓を開けたりベランダに出たりして、

美しいヴァイオリンの調べに聴き入った。

横山が演奏したのは、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から

アルマンド”、エンニオ・モリコーネの“ガブリエルのオーボエ”、ジョン・ウィリアムスの“シンドラーのリスト”、ノヴァーロの“マメーリの賛歌”、ヴィヴァルディの《四季》の中の「夏」から“プレスト”。<月刊音楽祭より抜粋>

まあ、抜粋などしたくはなかったのだが、難しすぎるわ、ヴァイオリン。

曲名とか・・・「シンドラーのリスト」は映画狂の立場から物言えるくらいだから。

ギターだったら、よかったんだけどね。

 

ご存じの方も多いだろう。

この映像が流れたのは4月の21日だったかなあ。

PVのように意図的に撮られた美しい映像で、医療従事者への基金を募ることが

第一の目的であることを認識していただきたい。

でも、美しすぎるなあ。かっこよすぎるわあ。う~ん、感動してしまう。

ぼくの姪っ子や親友の奥さんは看護師でコロナ医療の最前線にいる。

常に感染危険と死と隣り合わせの状態だ。その家族も。

医療従事者の方に<ありがとう>

ヴァイオリニストの横山令奈さんにも<ありがとう>

最大限の敬意を表して。

 

 YouTubeでは3分間の映像だが、実際の演奏時間は20分間)

 

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きょうからGW「我慢週間」?

そんなこと言われなくても、いつだって、我慢してるさ。

来年はピカピカ光る「黄金週間」を過ごせますように。
 

 

                         姉貴

                        

 

姉貴からの電話は

常に ぼくの心を不安にさせた

「お金が足りないから 少し貸してほしい」

涙声で 電話はかかってきた

受話器の向こうに いつも

遠く 波の音がざわめいていた

 

ぼくは その音を聞くたびに

姉貴が嫁いでいった

うらさびしい海辺の町を想った

「明日から ごはんを食べていけない」

姉貴の毎度毎度の 殺し文句だった

 

この世で たったふたりきりの

血の繋がった肉親だったから

ぼくは 何も言わずに

姉貴から 無心の電話があるたび

現金書留を速達で送ってやっていた

 

もちろん

返してもらったことなど

一度もなかった

 

「ごめん 迷惑ばかりかけて

これで 絶対に最後にするから・・・・・・」

何度も聞いた台詞だった

 

電話を切るとぼくは これまでにないような

激しい 虚脱感に襲われて

その場に へなへなとへたりこんでしまった

 

受話器を握り締めたまま

まぶたを閉じると

ぼくが まだ一度として訪れたことがない

姉貴の暮らす ひなびた海辺の町が

おぼろげに 心に浮かんだ

 

にわかに 

灰色の分厚い雲に覆われはじめると

姉貴の町全体を揺らして

ぼくの耳を つんざくように

真っ黒な海が悲鳴を上げはじめた