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ぼくの詩集が、かなりの小中高等学校の図書室で閲覧していただくことが出来ると聞いたことはあった。自慢ではなく、ああ、出版社が頑張って売り込んでくれたのだなあと思っていた。しかし、実際は、生徒や親御さんが個人的に学校に寄贈していただいている例も少なくはないらしい。

そして、その詩集が、実際に教育の現場で生かされているという、信じられない事実を過去にも聞いたことがあった。むろん、ぼくの詩集は教科書ではなく、むずかしくない言葉の実験の場である。

一番最近に耳にしたのは、近くの小学校のHPにぼくの詩が使われている、という話。

 

「今日は図書の紹介」(〇〇小学校HP)

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今日は図書の紹介をします。著者〇〇〇〇氏の詩集です。

「にぎやかな食卓」「蝉の啼く木」「眠れない時代」の3冊が学校の図書館に入ってます。その中の「にぎやかな食卓」に収められている『禁じられた言葉』という詩を紹介します。

        

           禁じられた言葉

わたしは

もう

なにも

語らない

 

いつも

あなたを

傷つけて

しまうので

 

時に

多くの

だれかを

不幸に

してしまうので

 

私たちの近くに素敵な作家がいることを知っていますか。

作者は〇〇区在住の作家です。

             (後略)

                     HPより転載

近年、心ない言葉で、幼いこどもが命を落としたりする事件とも取れる事案が発生していて、言葉の大切さを教えたいという学校側の回答をいただいた。

ぼくは、複雑な心境に駆られた。高校生ならともかく、小学校でこの詩が理解できるのかなって。まあ、先生方がかみ砕いてかみ砕いて真意を伝えていただけるなら、納得もするけど。

              

               お詫び

 

前記事が3月1日に記事化したにもかかわらず、掲出日が2月23日と表示されてしまい、はてなさんにお問い合わせをしていました。

おそらく、2月23日に書いた下書きをアップしたのではないかとおっしゃられましたが、ぼくは下書きをしないで、ぶっつけで公開するので、いつも、記事化した日に掲出しています。ですから、この記事は3月1日に書いたものです。

日付を訂正するに当たって、はてなさんのご説明通り、編集オプションから変更しました。すると、ブックマークやスターがすべて消失してしまいました。

スターに関しては340を超えていたと思います。拙記事にわざわざスターをつけていただいた読者の皆さん、ブックマークをつけていただいた読者の皆さんに深くお詫び申し上げます。おそらく、PC音痴のぼくのことですから、はてなさんのご指示通り設定し直しても、どこかでやり方を間違えてしまったのだと思います。

今後、再演しないように努力してまいりますので、どうか、今回の事案をお許しくださいませ。

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厳しい寒さも手伝って、何をするのも億劫だった。

そうでなくとも、鬱病を患っているのに。

しかしながら、鬱病は長年のともだちだ。鬱状態をコントロールできれば、創作にいい

影響を与えてくれる。ペンも進むし、よりクオリティーの高い作品が次々と産み出せる。気分障害にさいなまれながらも、短期間で10篇の詩を書き上げた。

それで、きのうは休筆日にあてていたが、ふと、気まぐれで短歌を詠んでみたくなった。10年以上前になるが、産経新聞東京新聞などの歌壇にもよく載せてもらっていた。そのときの快感を思い出した。

5首の短歌を即興で詠んだ。

なぜか、妹がよく出てくるが、ぼくに妹などいないし、いたらいいなあという憧れもない。物書きは総じてうそつきだ。

 

 

   春風と 消えた妹 今何処 

            母と語りし ひな祭りの日

 

   野良犬が 目で物をいう 裏路地で

            おまえは孤独 われと同じと

 

   父母と 行方知れずの いもうとと

           われも家出て 家族解散

 

   仕事場で 他人のふりを 演じても

           手不意に触れて こいごころ燃ゆ

 

   妹の 乾いた絵の具 パレットに

           なみだで溶かし 描く在りし日

 

小説と詩は違う。詩と短歌も違う。長い文章だから難しく、短い言葉だから誰でも書けそうだというのは、大いなる素人考えに他ならない。

 

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前回の記事の最後に『エレーン』という曲に少しだけ触れた。

しかも、いちばん好きな楽曲だと。

時は遡る。

1980年、気楽なバイト学生だったぼく。その頃、すでに、中島みゆきの熱狂的なファンで、1年に1回発売されるアルバムを、何よりの楽しみにしていた。この時期は桜の頃から五月雨の季節に発表されていた。

発売日、電車に乗ってモール内の大型レコード店で大音響で「エレーン 生きていてもいいですかとだれも問いたい エレーン その答えを 誰もが知ってるから誰も問えない♪」(作詞・作曲・中島みゆき)と郷愁感に満ちたメロディと、文学性のある歌詞が耳に飛び込んできて、魂のどストライクに刺さってきた。「あっ、新しいアルバムや」と感激し、新アルバムを買った。

真っ黒なジャケットの真ん中に縦書きで「生きていてもいいですか」と白抜きの文字で

まるで戒名のように記されてある。

中島みゆきの歌は「暗い」と評されることが多い。

しかし、「暗い」のではなく「深い」のであって、時には「重い」のである。

そういう意味では「生きていてもいいですか」はそれらの形容詞の集大成である。

家でゆっくり聴いてみると、この『エレーン』という曲は、曲調から、フランスあたりの片田舎の薄幸の女性の物語かなと、勝手に解釈していた。

ところが、中島みゆきがコンサートで『エレーン』についてコメントしたことがある。

これは、かつて中島みゆきが住んでいた近所で、外国人娼婦が何者か殺害されるという事件があった。警察も中島みゆきに聞き込みに来たという。しかし、事件は迷宮入りとなったそうだ。

その後、中島みゆきは「女歌」という小説の中で、この事件をもとに短編を書いている。その時の娼婦の名が「ヘレン」。楽曲化するに当たって「エレーン」に変更したという。

「生きていてもいいですか」というタイトルは、たしかに「重い」。

しかし、胸を張って「生きていてもいいですか」と世に問える生き方をしている人は

どのくらいいるのだろうか?

 

先週、1月26日NHK総合で、第484回「SONGS」が放映された。
『平成世代が愛する女神』と題して,中島みゆきが番組4度目の登場。
昨年、放牧期間に「糸」をカバーした、いきものがかり吉岡聖恵
「泣いてもいいんだよ」の楽曲提供を受けグループ初のオリコンチャート1位の栄冠を手にしたももいろクローバーZの百田夏菜子、朝ドラのヒロインを試行錯誤で演じているとき「宙船(そらふね)」の歌詞に励まされ続けたという女優の土屋大鳳中島みゆきの魅力を語った。
たしかに、中島みゆきは、どの世代にも愛されている。
70年代「わかれうた」80年代「悪女」90年代「空と君のあいだに」「旅人のうた」2000年代「地上の星」でミリオンを獲得している。
「時代」「糸」でファンになったという人も多いだろう。
はじめに紹介した現在進行形で活躍する3名の女性は、中島みゆきのことを「女神」と
称し、彼女の楽曲は「本能」であり「地図」であり「究極のさりげない優しさ」だと評している。それも、本当だと思う。40年以上、中島みゆきの楽曲と接してきたぼくなどとも、表現は違えども、想いは同じである。
ぼくも彼女の歌に、ずいぶんと助けられてきたから。
番組は「ホームにて」「蕎麦屋」「EAST ASIA」のライブ映像を放映した。
これは、すべて、2007年のコンサートツアー歌旅のもので、「歌旅」のコンサートDVDが発売されたとき、この3曲は、YAMAHA商法というのか、意図的に収録されていない。DVDではなくCDとして、この貴重なライブ音源が発売された。
番組でも使われたこのDVDは、最新のアルバムの初回限定にセッティングされている。
この3曲はセットリスト的には、ツアー中の公演日ごとに変わった経緯がある。ぼくが行った大阪フェスティバルホールでは「ホームにて」が歌われた。
お便りコーナーの合間で歌ったと思う。「蕎麦屋」も映像で見る限り、そんな感じだ。
しかし「EAST ASIA」はコスチュームからして、お便りコーナーの直前だと推測できる。
「ホームにて」は『ありがとう』というサードアルバムに収録されていて、レコード盤がすり切れるまで聴いた。
蕎麦屋」は『生きていてもいいですか』に収録。1980年春に発売されたこのアルバムには「エレーン」という名曲中の名曲も収録されていて、このアルバムの核となっている。ぼくが、中島みゆきのいちばん好きな楽曲はと問われれば躊躇なく「エレーン」と答えるだろうな。「蕎麦屋」もいいけどね。
 

毎年年末に発表されて話題となる世界で最も美しい顔トップ100

2018年版が映画評論サイトのTC Candlerから発表された。2017年版で

は日本から丹羽仁希小松菜奈石原さとみ・湊崎紗夏(サナ)の4人が

選出されたが、2018年版では前年と同じ4人に加えて新しくグラビア

アイドルの篠崎愛が選出されている。結局、変わり映えしていない。

日本人に限っては。

最近、台頭しているのが、韓国、中国など、政治的には苦手な国の

「美女」たちだ。しかし、1位から100位まで観てみると、まあ、

「美」の価値観、基準は、やはり、至極個人的であるということが

分かる。

たとえば、ぼくは、ミスコンテストに出てくるような「美女」に「美」

や「魅力」を感じたことはない。

でも、今では世界で最も美しい顔トップ100は年末年始のひとつの

ちょっとしたイベントになってしまった。

選出された100位以内の日本人のみ紹介させていただく。

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「美しさ」に正解はない。

ぼく自身も、変わり映えしないが、昨年に続き、個人的「美しい顔」(可愛さも入ってるかも)をご紹介する。

何度も言うが、今回の「美」も、たとえ性格がひん曲がっていようが、人間力がゼロでも、ぼくには、関係ない話だ。

ランダムに載せてゆく。

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                               松たか子

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                               永野芽郁

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                                                                                         椎名林檎

f:id:tigerace1943:20190111091159j:plain            満島ひかりf:id:tigerace1943:20190109092621j:plain

                               吉岡里帆

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                               平手友梨奈

f:id:tigerace1943:20190109092848j:plain      綾瀬はるか

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                                 吉岡聖恵

f:id:tigerace1943:20190109093054j:plain 本田真凜

f:id:tigerace1943:20190109094449j:plain      高畑充希

 

 

 

 

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 京都のまちはいつ訪れても、いいものだ。

出町柳から鴨川を渡り、河原町通りをテクテク歩く。

しゃれたお店がたくさんあって、観光客で賑わっている。

風情があるなあ。

でも、ぼくは、観光ではなく「ばんばひろふみのコンサート」で京都に来たのだ。

京都府立文化芸術会館・・・普段は寄席・落語などを主に公演しているようだ。

建物の作りもこぢんまりしていて、和の雰囲気が漂う。

450席ほどの客席は、ほぼ満員で、ぼくも安堵した。

12月8日。ばんばひろふみはMCで、どうしても、この日にコンサートをしたかったと言った。それは、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日だから、と。

そういうこだわりは、大好きだ。

知らない曲も多かったが、あれっ、この曲聴いたことがあるという歌はいくつもあった。

「いちご白書をもう一度」「速達」「SACHIKO」は圧巻!

思わず、くちずさんでしまった。

ばんばひろふみも涙しながら、歌っていた。

松山千春が北海道を起点に活動しているように、ばんばひろふみも京都から動かない。

今なお、ラジオのDJを何本か持っている。

みなさんにも、ばんばひろふみの京都発のメッセージを機会があれば、耳にしていただきたいなあ。